現在の日本における救急車の出動件数は600万件。この数字はここ10年間で年々増えてきている。そのために救急車の数が足りず、患者のもとに救急車が到着するのに8.5分、病院まで40分かかってしまう。1秒を争う救急医療においてこの時間は致命的である。そこで医者が病院で患者を待つのではなく、患者のもとへ直接医者が赴こうという発想で生まれたのがドクターヘリである。
2015年5月25日(月)19:30~22:00
前橋赤十字病院 高度救命救急センター 集中治療科・救急科 副部長 町田 浩志 (まちだ ひろし)