ユーザに手間をかけさせることによって、ユーザにとって主観的な益を生み出すモノやコトを「不便益系(不便益システム)」と呼ぶ。その不便益系を生み出すためには、(1)能動的な工夫の余地を与える、(2)習熟を飽和させない、(3)可視性を高める、(4)気づきの機会を拡大するという、という4点に注目する。

不便益系を合理的に導くための手法として「不便益カード」を開発した。新たに生み出した不便益系には、「かすれるナビ」「ジェスチャによるスマホのロック解除」「エコドライブ支援システム」などがある。

どう不便にしたらいいのか?の指針

その不便さから得られるかもしれない益

③不便益系の設計方法