不便益研究からみた理想の運転支援システム平岡 敏洋

⑨手間がかかる運転支援システムができるまで

2017.07.22

これまで自動運転の車両運動制御や、ドライバーに安全運転を促すインターフェイスについての研究を行ってきた。(車両状態をハンドルの重みやモニターの視覚情報でドライバーに示す、衝突リスクに応じて右太腿下のシート座面が隆起するなど)

しかし、自動車の安全性を高めるほどに、ドライバーは油断をして危険な運転をするようになる(=リスク補償行動)。そうしないためには、「安全運転は/エコドライブは/渋滞になりにくい運転は、手間がかかるけど楽しい!」と思わせる運転支援システムが必要である。

ゲーミフィケーションによってエコドライブや安全運転が楽しいと思えるようになったシステムの例を紹介する。

⑨手間がかかる運転支援システムができるまで