運転支援システムのなかには、ドライバーの眠気を検知したときに警報を鳴らすシステムがあるが、これは眠くないのに警報がなる誤報や、眠いのに警報がならない欠報といった問題がある。これを解決するのが、眠気を検知したときにゲームを起動するシステムだ。警報ではなくゲームなので、誤報の煩わしさを軽減できる上に、ゲームを通してドライバーに能動的行為を取らせることで、覚醒度を維持する手助けをすることができる。
また、高速道路で楽しく制限速度を維持したくなるような「高速道路走行ゲーム」の例を通して、ゲーミフィケーションによって、ドライバーが楽しみながら安全運転をするような「手間のかかる運転支援システム」の仕組みを説明する。