機械学習とは情報学の分野であり、理論物理学者である大関にとっては異分野と言える。それではなぜ大関は機械学習の研究をするのだろうか。機械学習とは膨大なデータの背後にある本性を読み取る技術であるが、この機械学習の一つにスパースモデリングがある。この技術は「世界はシンプルに出来ている」と仮定することで正確な推定を可能にする。一方理論物理学の目的は、「世界のシンプルな法則を発見する」ことであり、スパースモデリングの仮定と合致する。これこそが大関が機械学習を現在研究する理由と言える。
東北大学大学院情報科学研究科 准教授 大関真之の語る「価値創造プロセスを革新するための手法」
2015年10月27日(月)19:00~21:30
東北大学大学院情報科学研究科 応用情報科学専攻 准教授 大関 真之(おおぜき まさゆき)
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