自動運転のための機械学習講座大関 真之

⑦理論物理学の方法で、イノベーションの種を探す

2017.04.06

「世の中はシンプルな法則で出来ている」と考えるのが、理論物理学の信念である。カンニング検出システムで使われた技術は、カンニングという1つの事例にだけあてはまるものではなく、よくよく探してみれば同じ技術が適用できる現象はたくさんある。このように目線を変えて外を眺めてみれば、イノベーションのチャンスが転がっている。大関の開発したシステムでは、「カンニング」を「滅多にないけどあると困るもの」と捉え、それを見つける技術を用いた。この発想を応用すれば、痴漢を自動で見つけるシステムも開発可能である。


東北大学大学院情報科学研究科 准教授 大関真之の語る「価値創造プロセスを革新するための手法」#7
2015年10月27日(月)19:00~21:30
東北大学大学院情報科学研究科 応用情報科学専攻 准教授 大関 真之(おおぜき まさゆき)
http://scholar.tokyo/

⑦理論物理学の方法で、イノベーションの種を探す