21世紀を変える数学の可能性若山 正人

⑤数学者の共著論文に学ぶ研究開発のチームワーク

2017.05.31

著名な数学者であっても、よく計算間違いをする。しかし彼らには最後の目標が見えているので、途中で必ず気づくという。また多くの数学者は、高校で習うような定理であっても完全に暗記してはいない。しかし偉大な数学者は、その場で定理を再構築しようとする。ここにいかに数学を深く考えているかが表れてくる。また数学の世界でもチームを作って共著論文を出すことがあるが、ここでのチームワークとは分担作業を意味しない。別の人間であるがゆえに同じ問題を見ても見方が異なり、よって複数の数学者が議論をすることでより大きな結果を出すことが可能となる。


九州大学 マス・フォア・インダストリ研究所 教授 若山正人の語る「価値創造プロセスを革新するための手法」#5
2015年8月28日(金)19:30~22:00
九州大学理事・九州大学マス・フォア・インダストリ研究所 教授 若山正人(わかやま まさと)
http://scholar.tokyo/

⑤数学者の共著論文に学ぶ研究開発のチームワーク