不便益研究からみた理想の運転支援システム平岡 敏洋

⑥不便益研究から見た運転支援システムの課題

2017.05.26

ヒューマンエラーはなくならない。それを運転支援システムによってカバーするのはとても重要だ。しかし、ユーザが「運転支援システムがあるから注意力散漫で運転しても問題ない」と思ってしまうことを避けなくてはならない。自動車メーカーは、運転支援システムについてユーザのリテラシーを高める努力をしなくてはならない。

不便益系とは、身体的・認知的に手間をかけさせることによって、ユーザが主観的な喜びを得ることができるシステムのことだ。運転支援システムは、手間がかからないことでユーザの利益になるもの(便利益)だが、まだ自動運転技術が不完全な現在、「安全運転は楽しい」と思える仕かけを作ることで、運転の手間を楽しめる仕組み(不便益)を考えることも重要である。

不便益とは

⑥不便益研究から見た運転支援システムの課題