便利さと面白さの未来学増井 俊之

⑥新しいアイデアを生み出す方法

2017.05.30

開発のアイデアは、「自分が困っていること」を見つけることから出てくる。券売機が使いづらいと思った時、仕方ないと思わずに、どうすればいいかを考えることが大切だ。
またもう一つ重要なことは、知識を集めて考え抜いた後、頭の拡散をすることである。券売機が使いづらいと思って、券売機のことばかり考えていたら、Suicaのような発明はでてこなかっただろう。いい発想とは、多方面の知識を詰め込んで考え抜いた後、ふっと思いもよらない角度から差し込んでくる解決策のことだ。


慶応義塾大学・環境情報学部 教授 増井俊之氏の語る「価値創造プロセスを革新するための方法」#6
2015年3月23日(月)19:30~22:00
慶応義塾大学・環境情報学部 教授 増井俊之(ますい としゆき)

⑥新しいアイデアを生み出す方法